開発秘話
エバメール化粧品とは、水仕事が原因による乾燥からくる手荒れでお悩みの美容師さんのために開発された化粧品です。美容師さんの手肌の乾燥を何とかしてあげたい。
どうしたら良いのだろうか?私たちで何とかできないのだろうか。 そう考えるうちにあるひとつの結論にたどり着き、そしてエバメール化粧品は生まれました。
手荒れの原因にはさまざまな要因が考えられますが、その進行の基にあるのは砂漠のようなカラカラに乾いてしまったお肌。 油分たっぷりのクリームで手荒れを解消することができないのであれば、乾燥したお肌に水分を与えてあげること、つまり「保湿」をしてあげることで、手荒れを解消できるのではないか。
ゲルってどんな状態?
【特徴】
ゲルの中には水と結合しやすい原水団(親水基)が多く、水を吸収したときにその分子が網目状になって、水の分子をしっかり抱きかかえて、ゼリー状になるのです。このゲルを天然から安定して採取する方法の確立に成功したことが、エバメールゲルクリームの誕生のきっかけです。
ゲルクリームはゼリー状ですが、約80%は水です。
【保水性】
皮膚の潤いを長時間保ち肌に良い状態をキープします。 皮膚の美の要素である「潤い」は、角質層の水分が20~25%が理想とされ、その水分の蒸発を防いでいるのが皮脂膜です。その皮脂膜が損傷したり、形成されなかったら、角質の水分はほとんど蒸発してカサカサの肌になります。
化粧品などに含まれる油分は一時的に膜を作りますが、角質層の乾燥は解決できません。ゲルは蒸発しにくいゼリー状で浸透していくため、長時間角質層にとどまります。
従って他のクリームを重ね塗りしなくても、しっとり感が持続しているのです。この環境が健康な肌を作ります。
潤いが重要なのはなぜ?
健康なお肌は、角質層の水分量は20~25%と言われています。この水分は、古い細胞の体外への排出を促します。潤いがあることで皮膚の新陳代謝が保たれているのです。
ところが角質層の水分が不足すると、古い角質は体外に排出されにくくなっていきます。そして古い角質細胞は排出されないまま、さらに厚く蓄積されていき、皮膚のトラブルの原因となってしまうのです。
お肌の新陳代謝の仕組み
角質層は汗と脂が混ざったできた天然のクリーム(皮脂膜)に包まれていて、肌の水分が蒸発しないように保たれています。
皮脂膜は、水分の保たれた角質層の新陳代謝を助ける他、紫外線を防いだり、雑菌からお肌を保護したりとさまざまな働きをしています。
皮脂膜がなんらかの影響で損傷したり形成されなくなると、角質層の水分は蒸発し、お肌は乾燥していきます。 この状態が続くとお肌はトラブルを起こしやすくなっていきます。
あなたの素肌年齢は、いま何歳?
肌の老化は、生まれて間もない赤ちゃんの頃から既に始まっていると言われています。肌の老化の個人差(素肌年齢)は25歳を過ぎた頃から顕著になっていきますが、「皮膚の乾燥」などの影響によっても老化の進度は大きく異なってきます。
お肌が乾燥すると、水分を蓄えておく角質層がはがれやすくなり隙間が生じていきます。 この隙間から表皮の水分がどんどん蒸発していきます。水分を失った表皮はさらに硬く薄くなり、小じわになりやすくなります。
例えば35歳の女性でも、肌の若い人と、老化の進んだ人とでは、素肌年齢は10歳近くも開いてしまい、その差は加齢とともに大きくなっていきます。
それを予防するためにも毎日のお手入れで保湿をすることが重要なのです。
毛髪損傷の原因はこんなこと
頭髪はキューティクルと呼ばれる鱗状の組織で内側の栄養分を閉じ込めています。このキューティクルはお肌と同様、乾燥や紫外線などの外的刺激やカラーリング・パーマなどの処理によって開き易くなっています。
開いたキューティクルからは頭髪の栄養分・水分がどんどん抜けていってしまい、髪は内部から痛みやすくなっていきます。